12月が終わりました。
造血幹細胞(骨髄)移植は、無事に終わり、今月中旬にドナー細胞の生着が確認されました。
そのお陰で、9月から続いていた輸血依存の状態からも、脱することができました。
今日現在、とても順調な経過を辿っています。
移植に伴う合併症や、急性GVHDの発症も無く、理想的な状態で推移しています。
逆に、あまりにも順調であるため、GVL効果が得られているのか、心配になりましたが、つい先日実施したマルクの結果でも、FISHにて染色体変異0%が判明し、まずは、ほっと一息付けたというのが、正直な感想です。
しかし、それでも長期生存率10%という事実は、変わっていません。
そして、治療はまだまだ続きます。
2011年が終わりました。
今年は、気が付いたら年末を迎えていました。
ですが、短く感じたというよりは、長く感じた一年だったように思います。
今年は、毎日がとても濃密でした。
濃密な毎日を、ただがむしゃらに過ごしていたら、いつの間にか年末になっていました。
それでも、こうして年末を静かに過ごすことが出来ています。
無事に、家族3人で年越しが出来ることに感謝します。
移植を乗り越え、現在の経過は順調ですが、これ迄のことを考えると、安心することが出来ません。
ゆうりも、夜寝るのが怖いと言います。
眠っている間に病気が悪くなり、二度と起きれなくなったら、どうしよう?と怖がります。
ゆうりには、大丈夫と言い聞かせていますが、私にもどこかそう言った思いがあります。
ですので、ゆうりが入院してから、いつでも病院に駆け付けることが出来る様に、お酒を飲んでいません。
今年は、皮肉にも、家族3人で過ごす時間が、これ迄で最も多い一年でした。
来年は、家族で家に帰ることが出来ます様に。
新品のまま家に置いてある、ランドセルと勉強机を使う日が来ます様に。