病院で過ごす、2回目の1月が終わりました。
1月12日以来、ゆうりの意識は麻酔下にあるため、無言のまま1月は過ぎていきました。
そのためか、1月が終わった実感が持てません。
現在、ICUにて治療を続けていますが、敗血症の治療は一進一退を繰り返し、とうとうゆうりの身体は限界に近づいて来ました。
そして、最も起きて欲しくなかった再発が、起こりつつあることが明らかになりました。
手持ちのカードを全て使いきった今、もはや治癒は望めないことを、告げられています。
ICUに入る直前、主治医からゆうりと言葉を交わすことができるのは、これが最後の機会となるかもしれないと言われました。
そして今、それが現実になりつつあります。
選択肢として、このまま麻酔下で管理されたまま、できるだけ延命を目指す方法と、麻酔から覚まし、意識のある状態で最後の時間を過ごす方法の二つを示されました。
でも、私たち家族三人が希望したことは、三人で家に帰るということです。
とても可能性が低いと言われましたが、最後の最後まで諦めずに、努力する道を選びました。
一年前のはじまりの日のことは、昨日の事のように、鮮明に覚えています。
我が家で過ごした時間は、そこで止まったままです。
ゆうりはまだ、頑張っています。
なので、ゆうりより先に諦めることとは、決して出来ません。