今年もはや半年が過ぎ、折り返し地点を過ぎました。
ゆうりくんは、花が好きでしたので、部屋には常に花を飾ってあります。
入院中、平日は朝と夜に病室に寄り、週末は終日病室でゆうりと過ごすようにしていました。
その合間に、ゆうりから食べたいもののリクエストがあると、それを探しに出掛けていました。
あまり、突拍子なものを言い出すことは無かったので、買い物は近所で済ますことが出来ましたが、唯一、乾燥納豆だけは通販で時間がかかるため、岐阜から小牧まで買いに行ったことがありました。
何もそこまで、と思われるかもしれませんが、それでも今となっては、あの時ああすれば良かったのでは、もっとしてあげれることがあったのでは、と後悔の念を禁じ得ません。
単純に、その場面だけを見れば、甘やかし過ぎ、過保護だと思われる方がいらっしゃると思います。
正直、私も少し我慢して欲しいな、と思ったこともありました。
しかし、そこにいる子供たちは、誰もが簡単に手に入る筈の「普通の生活」と「健康な身体」を、ずっと我慢させられていたのです。
ですので、少しでも快適に過ごせるように、とそのことばかりを考えていました。
多分、このことは、経験された方でないと、なかなか分からないと思います。
そこでは、部屋に花を飾ることさえも、許されない生活でした。
そして、また今度ね、と気軽に言えない日々だったのです。