2011年11月16日水曜日

放射線(全身照射)治療

■全身照射(TBI)とは
骨髄・末梢血幹細胞・臍帯血などを移植する場合の前処置として用いられ、大量の化学療法と併用して全身に低線量の放射線を、大量に照射する方法です。

■治療スケジュールは?
1日2回で3日間が基本スケジュールで、1回約7分間の照射です。
1日2回の照射では、1回目の治療の6時間後に2回目の照射が行われます。
これは細胞の再生周期に合わせて計画されているためであり、治療効果を最大限にするためには、時間厳守が重要となります。

■副作用について
○急性期(照射中~照射後)
 吐き気、脱毛、下痢(化学療法も同時おこなわれるため、個別は困難)

○晩期(照射後、二ヶ月~数年後)
 白内障、赴任、甲状腺障害、腎障害、発癌(正常人の6倍)

しかし、以上の副作用(不利益)は、治療効果(利益)に優るものではありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿