2011年11月30日水曜日

11月が終わりました

「我々も、とても辛いです。」

再発の事実を告げられた時に、共に言われたこの言葉が、ずっと耳に残っています。

再発が、全く頭に無かった訳ではありません。
ですが、これまでの治療の経緯や、日々の血液検査の結果で、末梢血に芽球は確認されていませんでしたので、私は勿論主治医も、寛解は維持できており、再発は想定していませんでした。

ただ、今後の治療方針の説明において、考えうる最悪のケースとして再発のリスクはあるため、そろそろ次の治療に入らなければならないと、参考までに話をしていた程度でした。

以前、がん治療における化学療法を調べた際に、抗がん剤治療は非常に強力な治療である一方、やればやる程、がん細胞(白血病細胞)は抗がん剤に対して耐性を持ち、やがて効かなくなるため、可及的速やかに治療を進めなければならないという話を、聞いたことがあります。

つまり、この時点での再発ということは、もう抗がん剤が効かない状態にあることを、示唆していました。

しかし、まだ手は残されています。
今回実施したハプロ移植についても、リスクは高くとも、あくまで治癒を目指した治療をおこなうということで、選択しました。

これまで、リスクの高い強力な治療を、ゆうりは全て乗り越えてくれました。

最後の最後に、これ迄で最も厳しい状態になりましたが、今度もきっと乗り越えてくれると、信じています。

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