2011年10月26日水曜日

【病状等説明】No.9

2011年8月16日より、2回目のFLAG-IDA-GOを施行し、血球回復が遅延している。
前回の治療でも回復に2か月程度要しており、それぐらいは予想していたが、前回より明らかに立ち上がりが緩やかである。
全く回復してくる兆しが無いわけではなく、骨髄不全の状態ではないと考えられる。
コントロール困難な感染症があるわけでもなく、本人の全身状態は良い状態であるが、そろそろ立ち上がって欲しいところではある。

このまま待って血球が回復すれば、しっかりとした前処置を施行し、移植に持っていくのがいちばん理想的であるが、コントロール困難な感染症に難渋する場合は、緊急移植を必要とする可能性もあり、感染症が無くても全く血球回復がみられなければ、強度を少し弱めた前処置しかできない可能性もある。最も悪いストーリーとして、好中球が増えてくる前に、白血病細胞が立ち上がってきてしまう可能性もゼロではない。

遅くとも今回の化学療法開始後より、90日程度で移植に向けての準備を始めたい。
その頃までに血球回復がなければ、方針を再検討する必要がある。

10月28日の採血で、血球回復がやはり緩やかであるなら、10月31日に骨髄検査を実施予定とする。骨髄の回復具合を評価すると同時に、FISHによる染色体検査も施行し、寛解が保たれているかどうかもみておく。

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