2011年2月23日水曜日

【病状等説明】No.3

【経過】
骨髄検査にて、急性骨髄性白血病(M5)と診断。
2011年1月31日より、寛解導入療法開始。
治療に伴い好中球減少し、2月6日より高熱出現。
2月7日より化学療法を中断していたが、解熱傾向認め、FLT3-ITD陽性であり高リスク群と決定したため、2月11日より化学療法再開、再度高熱にて2月13日夜より中止。
現在、高用量の抗生剤・抗真菌剤投与にて、発熱をまずまずコントロールできている。
血球減少に対し、適宜輸血をしながら回復を待っている状態。

【移植について】
ご両親のHLAの型は、ゆうり君のドナー候補とはならない結果であった。
骨髄バンクに登録してドナーを探す必要がある。
バンク登録、ドナー検査に伴い、費用負担をお願いすることになる。
治療経過、ドナーの検索状況により、移植時期は2011年6月より延期することも予想される。

【カテーテルについて】
現在、左上腕より経末梢中心静脈カテーテルが入っており使用できているが、移植治療をおこなうためには、多種の薬剤投与、頻回の採血のために、2本のルートが推奨される。
(1本しかルートが無いと週に何度も直刺しによる採血をしなければならない)
年長児では末梢からダブルの太いルートを入れられる場合もあるが、釉理君の体格、血管径では埋め込み型の中心静脈カテーテルの留置が必要であると考える。
〔方法〕
・全身麻酔下に、胸部・心臓血管外科の医師にてカテーテルを埋め込む。
・刺入部は前胸部から腋窩で、先端を心臓近くの中心静脈に留置する。
・通常一カ月程度で皮下に癒着するので、その後は多少引っ張っても抜けなくなる。
・経末梢カテーテルと同様、感染、閉塞などの場合、入れ替えが必要になることもある。
・抜去時も手術室にて全身麻酔下で行う必要がある。
血球が回復してきたら、次の化学療法開始前に留置術施行予定。

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