2011年1月27日木曜日

はじまり

Day 0

朝早く目が覚めました。
入院準備のことを考え、ママの車で家を出ます。
担当医からの説明を聞くために、8時前に病室に入りました。

ママから、ゆうりが通う保育園への連絡を頼まれていたので、病院から電話をします。
いつまで入院することになるのか見当もつかなかったので、急遽入院することになったことだけを伝え、暫くお休みすることを連絡しました。

すると間もなく、担当医が病室に来ました。
約束の時間前で、しかも手ぶらでしたので、様子を見に来たのかな?と思いました。
ところが、
・昨日の検査の結果、やはり白血病である可能性が高い。
・大垣市民病院では小児の白血病の治療が出来ないので、岐阜市民病院へ行ってもらうことになる。
・すぐに検査をするので、午前中に移動して欲しい。
と言われました。

全く予想外の話しに困惑しつつも、時間がありませんので、これからのことを考えます。
どちらにしても、入院の準備が必要ですので、一旦家に帰り、それから岐阜市民病院に向かうことにしました。

慌ただしく自宅で入院の準備をし、12時前に岐阜市民病院に到着しました。

到着すると直ぐに診察室に通され、診察及び採血をしました。
その結果、昨日の大垣市民病院の検査結果に間違いは無く、白血病でる可能性が極めて高いといわれました。
そして、この後、心電図計測、胸部レントゲン撮影、骨髄穿刺(マルク)をおこなうことになりました。
また、昨晩15,000あった血小板の数が、この時既に9,000を切っており、危険な状態にあるため直ちに輸血の手配がされました。
それと並行して、医師より各種処置の説明、同意書へのサイン、治療をおこなう小児血液疾患センターに関する注意事項の説明など、次から次へとこなしていきました。
合間に、父親、ママの実家、会社に連絡しました。
気を緩めると涙が出そうでしたので、簡潔に事実だけを伝え、詳細は改めて話しますから、と手短に連絡を終えました。

途中、ママの実家から、お義母さんが駆けつけてくれました。
おかげで、ゆうりも病室で落ち着くことが出来、僕とママは医師や看護師からの説明を、じっくり聞くことができました。


夜7時過ぎ、ようやく落ち着くことが出来たところで、担当の医師にママと二人別室に呼ばれました。
そこで、現在の状況についての説明を受けました。
・マルクの結果は翌日の夜に出ますので、改めてご説明します。
・が、本日採取した髄液を顕微鏡で確認した結果、急性白血病と見て間違いありません。
・入院治療は最低半年です。
・白血病の治療はクリーン環境での治療となるため、付き添い・面会は原則両親のみです。
祖父母、兄弟の付き添い、面会は原則不可です。
・正式診断はまだ出ていませんが、少しでも早く治療を開始出来るように、明日中心静脈カテーテルの挿入をおこないます。

消灯時間となった9時半、ゆうりとママを残し、病院を出ました。
帰り道、関ヶ原今須から、電車で駆けつけてくれたお義母さんを家まで送り届けます。

今須の実家に到着すると、お義父さんと義弟のまさはる君が待っていました。
二人に、昨日と今日の出来事を話し、実家を後にしました。

自宅には23時過ぎに到着し、長い長い一日が終わりました。

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